高機能プラ容器から紙容器まで、年間数百種類以上を開発・製造。
当社ではお客様のニーズに応じて、完全オーダーメイドの食品パッケージを開発・製造しています。ヨーグルトからカップ麺、ゼリー、アイスクリームなど多岐に渡る食品に対し、個々に合わせたデザインや機能を付与。ここでは自社の主軸であるプラスチック容器と、新たな注力事業となる環境配慮型の容器をご紹介。日々、何気なく手にする容器の中に、食品の品質を守るための緻密な技術が凝縮されていることを、ぜひ知ってください。
前身である厚木プラスチック時代から、当社は一貫して食品向けプラスチック容器の開発・製造に取り組んできました。ヨーグルト容器、カップ麺の容器、コーヒー向けドリンクカップなど、提案する容器は多種多様。ゼリー等を常温流通させるための酸素バリア容器など、機能のニーズにも長年培った技術で応えてます。全ては「食」の安全・安心を守るために。私たちはこれからも、プラスチック容器の機能とデザインを追究します。
作業準備
クリーンルーム化された工場内では専用のクリーンウエアを着用。粘着クリーナーや出入口のエアシャワーで、ほこりなどの異物を取り除いた後、徹底した手洗いと除菌を行ってから、各作業場へ向かいます。
原料配合
容器のもととなるのは、ペレットと呼ばれるプラスチック原料です。この工程では、耐久性やガス透過性など、求められる性能に合わせて計量器で原料を配合。適切な配合割合が容器のクオリティの決め手になります。
シート製造
複数の原料をそれぞれ加熱溶融し、押出し機でシート状に加工していきます。性質の異なる材料を合わせた多層シートの押出しも可能。独自の技術で、お客様の要望に合わせた機能性容器を生み出します。
成形
シートをセットし、熱を加えて立体的な容器の形に成形して打ち抜きます。多層シートの押出しから成形までは、自動化ラインによって工程を一本化。生産効率を高め、コスト削減や納期短縮を実現しています。
印刷・シュリンク
多色刷りのできる高速曲面印刷機による印刷や、熱によるラベルの収縮を利用したシュリンク技術で、求められる仕上がりを実現。印刷や形状の不良は、画像処理装置等で自動的に取り除かれます。
検品・出荷
画像処理システムや高度センサ、異物検査機等を取り入れて、各工程で不具合をチェック。出荷前には人の目と機械の両方で、製品の安全性を高めます。スムーズな納品に向けて、箱詰め作業の自動化も進めています。
社会のニーズに合わせて 紙容器や環境配慮容器もトータルに提供
環境配慮や脱炭素の取組みへの社会的関心が高まる中、新たなパッケージ開発にも力を入れています。植物由来のバイオマスプラスチックを利用したり、印刷にバイオマスインクを導入したり、環境にやさしい新素材や新技術を積極的に活用。近年では紙素材容器の生産も実現しています。今後も社会のニーズに合わせ、柔軟に事業の幅を広げていく方針。「食品容器の総合パッケージメーカー」として、素材の枠を超えた挑戦を進めます。